週刊おやさい通信 vol.26

今回は、りんご・みかんの早期予約の取り組み向けて、産地での生産の様子をご報告します。

 りんご・みかん早期予約が始まります
早いもので今週から「りんご・みかん早期予約」が始まります。

それに先立ち8月上旬に、りんごの産地八ケタ会におじゃまする機会がありました。
りんごの枝越しに長野の町をご紹介・・・ここは標高500メートル、陽射しは暑いものの木陰に入れば風が気持ちいい、さすが長野県。りんごがほんのり色づいているのが分かりますか?これは早い品種「つがる」です。

りんご産地も出荷の準備に大忙しです
北沢さんのりんご畑です。たわわに実って重くなった枝に支柱を立てているところです。

こちらは「摘果」作業・・・りんごを選別して、変形果や小さなものを落とします。こうして数を絞り込み、栄養分を集中させておいしいりんごを作ります。この摘果作業、これから毎日続きます。

りんごの実が色づくと、「玉回し」といって実を回転させて日光をあて満べんなく色が着くようにします。

これも大切な仕事
りんごの木の間を縫うようにりんご畑を疾駆するゴーカート?・・・これは乗用タイプの草刈機です。車体の下には大きな回転刃が付いています。りんご園は広くて、とてもじゃないけど人手で草は刈れません。
というわけで、こういう機械が必要になるのです。

余談ですが、この草刈機の商品名・・・「草刈機まさお」というのだそうです。(ホントの話)

こちらはみかん畑

8月下旬にみかん畑を訪問しました。
こちらは熊本県のアグリネット大隅さんのみかん畑です。
山の斜面の段々畑、標高250メートルあります。

みかんの出荷は10月の極早生(ごくわせ)に始まり、11月から早生、年明けから晩生(おくて)、と品種が移り変わります。
極早生は緑色で皮が薄い小ぶりのみかん、晩生は年明けに出てくるみかんで、大きくて平たいみかんです。産地は九州に9産地あって、それぞれの産地から出荷します。


産地毎に品種が違ったり、同じ品種でも地形や気温や土壌の違いで出荷するタイミングが微妙に違ってきます。
そこで、週ごとに各産地の様子を見ながら、一番おいしい時期と最盛期を調整しながら産地毎に出荷量を割り振りしていくのです。まさしく産地リレーです。

大隅さんにお話をうかがいました。
「摘果と草刈りが大変です。摘果も除草も、基本的にりんごと同じ作業です。
摘果しなかったら、実の重みで枝が折れてしまうこともあるんですよ。」

「りんごもそうですが、みかんも全ての産地で除草剤も摘果剤も使いません。どんなに大変でもグリーンコープとの約束だし、何より自分たちで決めたことですから。」と大隅さん。

「そういう努力を組合員さんに評価いただいているから利用していただけるんですよね。だから、大変でもがんばれるんです。」

地域とのつながり
九州新幹線です。向こうのトンネルから出てきて足元のトンネルへ一直線・・・大隅さんのみかん畑の近くにある絶景スポットです。

ここ熊本県玉東町は西南戦争で有名な田原坂のすぐ近く、至る所に史跡が残っています。西南戦争から九州新幹線へ、桑畑からみかん畑へ・・ここに立つと、そんな時代の移り変わりがよく分かります。
周りの山を見渡すと、雑木林を伐採して杉を植林してきた歴史、高齢化や離農が進み手入れができなくなって山が荒れていく様子もよく分かります。

農業のかたわら、地域おこしに取り組む大隅さんはこういいます。
「高齢化の問題や人手がなくて荒れていく自然を何とかしないと・・・。まずは地域を元気にしたいと思います。
だって地域がなくなったら、私たちはここでこうやってみかんを作り続けていくことはできないんですから。」

今年もご利用お願いします

 
八ケタ会の井上会長は「今年は春先からの低温傾向で生育が遅れハラハラしました。7月以降の好天でやっと持ち直したところです。
あともうひと踏ん張り、今年もおいしいりんごをお届けします。皆さんの利用があるから、私たちはりんごを作ることができます。今年も早期予約をお願いします。」

青果生産者の会柑橘部会の坂本会長は「今年はおもて年ですが、無事に収穫できるまでは台風、日照不足、病害虫の発生など気の抜けない日々が続きます。
早期予約という仕組みがあるから、私たちは本当に助かっています。私たち9産地で力を合わせておいしいみかんをお届けできるようがんばりますので、産地の違いや品種毎の味の違いを楽しんでください。予約を待ってます。」

グリーンコープ取扱い品ではありませんが
大隅さんちの庭で見つけた柑橘類の中で一番大きな「晩白柚(ばんぺいゆ)」と、一番小さな「きんかん」のツーショットです。晩白柚は直径20センチ、1つの袋の長さが10センチにもなるそうです。

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