週刊おやさい通信 vol.31

カタログ31号(お届け日;10月31日~11月5日)で案内している青果・米の産地の様子をお届けします。  

田んぼの幾何学模様  


今回はいきなりこんな写真から・・田んぼに出現したきれいな模様。
稲刈りが終わった後のわらは、乾燥させて飼料や敷きわらにします。ここは山形県「米沢郷牧場」の田んぼです。
 
米沢郷牧場では、産直米の他、さくらんぼやぶどう・洋梨などをグリーンコープ向けに生産しています。 
  

なぜ、牧場がお米や果物を?
  

なぜ、牧場がお米や果物を作っているのか、ちょっと不思議ですよね。
  

ここは山形県置賜盆地、周囲を2千㍍級の山々に囲まれ、昼夜の寒暖差が大きく、山から湧き出す水も潤沢で、農業に適した土地柄です。
  

この地で自然循環農業を目指す「米沢郷牧場」・・・土・水・大気そして微生物が織りなす自然の物質循環を取り戻すことを基本においているそうです。畜産と野菜や果樹の栽培が別々に存在するのではなく、「菌体飼料工場」「堆肥センター」「BMW(活性水)システム(※注)」を使ってつなぎ、循環させていく・・・自然の循環の中に人の営みが加わる、ということだと思います。
  

グリーンコープはそのことを「自然との共生」という言葉で表現し、その営みに生産物を利用する消費者として参加することを「産直」という言葉で表現しています。  

写真は、「米沢郷牧場」の思いを熱く語る伊藤さんです。 
  

災害を乗り越えて・・・
  

3月に起きたあの大震災と原発事故・・・直接の被災はなかったものの、本当に大変な苦難に見舞われ、今もたたかっている「米沢郷牧場」・・・このお話は、改めてお伝えしたいと思います。 
(※注)BMW(活性水)システム牛の尿をいくつもの槽を通しながら自然石や腐葉土で処理しバクテリア(B)とミネラル(M)で活性化した水(W)のこと。活性水は家畜の飲水や飼料・堆肥の発酵、稲・野菜・果樹の栽培に使われます。  

   

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。